Pan Pan Pan

イギリスでの日々の生活、気になるニュース、自家製酵母パンのこと書いてます。

テレビドラマが現実に

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金曜日の午後3時

 

携帯電話が鳴った

 

電話に出ると機械的な音声で

 

「税務署からの電話です、接続するならダイヤル1を押してください」

 

と。

 

昨日、TAX FREE CHILD CAREを税務署のサイトで申し込みをしたのできっとその件だろうと思い迷わず1を押した。

 

「こちら税務署です、御用件は?」

 

パキスタン訛りの女性の応答。

 

そちらから掛けて来て「御用件は?」とは変な話

 

「そちらから自動音声で電話が掛かってきたんだけど」

と言うと

 

「データを見るので名前の綴りを教えてください」と言われた。

 

名前を綴ると

 

 

「税務署が過去4年間のあなたのデータを調査したところ1740ポンドの未払いがあることが判明しました。

税務署はあなたに対して脱税容疑で訴訟を起こしています。

弁護士はいますか?

 

私の名前はサラ ラッセルと言います(綴りを教えてくれた)

バッジナンバーは39BB12345

あなたのケース番号は245/5678
この電話は証拠の為に録音されていますから

電話を切ったり保留にしたりしないように」

 

頭の中が真っ白になり

体がガタガタ震えてきました

 

通常、税金の過少払いがあった場合は手紙で通知が来るもの

今まで未払いのまま放置しているものはないし

会社員で自営業ではないから

所得税は給料から天引きされているから

過少払いが発生しても私の責任ではないはず

でも既に脱税容疑をかけられている…

 

「税務署の訴えに対して裁判に持ち込むか

それとも未払い分を即支払い訴えを取り下げさせるか

どうしますか?」

 

裁判で無実 を訴えるか

 

裁判で 負ければ

26000ポンドの罰金もしくは懲役5年

 

マルサの女は続ける

 

映画やドラマでよくある

無実の罪で訴えられるケース

まさか自分がその立場になるなんて!

 

無実を訴え負けて懲役5年より

1740ポンド支払った方がいいに決まってる

 

 

冷静になろうと必死だけれど

体は震えるし涙は出てくるし

誰かに相談したいけれど

電話は切るなと言われてるし…

 

「冷静に考えることが出来ないんですが」

 

決断を迫るマルサの女に正直に言うと

 

「この電話の信憑性を疑っているのなら

本物であること証明するので

ネットで

ロイヤル コート オブ ジャスティスを検索して

そこにある電話番号からかけ直しますから

 

courttribunalfinder.service.gov.uk

 間違いなくロイヤルコートオブジャスティスからかかって来ている!

 

(長いので次回に続きます)